2008年05月17日

お伊勢参り(4)

おかげ横町にて。

☆ Jun ちゃん:抹茶ソフト
☆わたし   :岩がき

それぞれに食べたいものを食べ、

☆一緒に「赤福」

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ちゃんといただきました。


帰り、高速から見た夕日は、今年見たなかで一番完璧な夕日でした。
また一緒に、いろんな所へ行こう。

* * * * *

(おまけ)
名古屋に戻って、夫君合流。
お気に入りの中華料理店へ。
紹興酒の壷が並ぶ地下への階段とか、ごつごつしたレンガと木の床とか、
ほんとに、中国に来たみたいな。←行ったことありません。

食べましたねえ。
日射しに火照った体に、山盛りのくらげとキュウリはハマるなあ。
名古屋ではこの店でしか食べられない、鉄板で焼かれた包子は香ばしくて旨い。しっかり入った肉汁、火傷に注意。
名前を忘れてしまいましたが、中国野菜と豚肉の炒め物も実にハオチ!
その他、上海風春巻や本格麻婆豆腐(辛くて香辛料が効いてて旨いー)。
モリモリ食べてデザート(杏仁豆腐&胡麻餡白玉)まで。

中華を出た後はコメダでコーヒー飲んで締め。最高。


posted by K10 at 19:58| 春旅2008/05/04

2008年05月08日

初日の夕餉

ふたりとも、腹ぺこぺこぺこ。
気分は和食、草津へ走る道すがら、目をこらす。

「お造り」の札が見えたので、そのままその小料理屋へ。
カウンターと小さなテーブルが2つ。こぎれいなお店で、ものすごく気風のよいお姐さんがひとりで切り盛りしている、全く常連さんばかりといった店だった。
お姐さんは、名古屋に親戚がいる、ご縁やねえといい、すべてのお客さんと軽妙に笑いしゃべり、まるでコントみたいに酔っぱらったお爺さん3人組をあやし、次々と料理を出していく。お客さんもみな感じがよく、いつしか一見の私たちも、会話のなかに取り込まれていった。

お姐さんが料理を作るため厨房に引っ込んだ時、ひとりの常連の男性が声をかけてきた。大阪出身、仕事で名古屋にいたこともあるそう(知っているとあげた場所がかなりローカルだったので、まあ信じられる情報と思う)。
今の大阪弁、あれは本当の大阪弁ではない、河内弁と吉本弁です、等々ひとわたり関西について語ったあと。

「滋賀は、琵琶湖の東西南北で人も文化もみんな違うんです。ここは、商人の街。よそものに、あたりはいいけどせちがらいですよ。」

あ。教えてくれてるんだな、と思いました。
案の定、お勘定。結構いきました(爆)。

まあ、お刺身などずいぶんと盛りがよかったし、桁外れではありませんでしたが。日本でぼられるとは、いやはや。修行が足りないにも程がある。

でも、こそっと教えてくれる常連さんや、この経験から感じた「地の風情」は、なかなか味のある思い出になる。ボケているのだろうけれど、むしろ面白いのだった。
常連さん達、どうもありがとう。
お姐さん、これからもがんばってください。


( 続 → )


posted by K10 at 23:59| 春旅2008/05/04

妙光寺山地地蔵磨崖仏

福林寺跡からほど近い、妙光寺山地地蔵磨崖仏へ。

妙光寺山は、美しい三上山と北の尾根伝いに繋がっている。
ここも、霊峰なのだ。

田畑を過ぎて山道へ。登り口には、猪よけの鉄柵があった。
針金の掛け金を外して入り、またきちんと閉めて登った。

…思っていたより、厳しい山道。
少し湿った土に落ち葉が積もって、足裏にまとわりつくような感覚。
「仏まで400m」とあったけれど、3倍くらいに感じた。

ふいに、古代遺跡のドルメンのような建造物に出くわす。
岩神、とあった。

岩神

お供えの台もある。盛り土の流れた古墳なのか。
石に宿る時。石に宿る祈。
畏怖の念に、重力が強くなる。
息をのむような存在感。鳥肌がたつほどに惹かれた。

だが目指す磨崖仏はもっと上。がんばって、登る。
そして頭上の岩肌に、大きなお地蔵様が現れた。



「元享四年」の銘が彫られているとのこと、鎌倉時代の仏様。
錫杖と宝珠を持ち、沓を履いてみえる。これは珍しいそう。
すらりとスタイルのよい仏様でした。

下山の途中、岩神様の前で、夫がこぶし程もある水晶のような塊を見つけた。
夫は無邪気に、手に取って眺めている。
手渡された私は困ってしまって、お供えしようと台に置くも、ひどく落着かない。
色々な場所に、色々な角度で置いてみて、結局、もといた土にそのまま納めるように置いたら、空気がすっと落着いた。
水晶のことを、現在の文明は、実は、あまり知らないのだろう。
(数日前、我が師との電話で話題となった、古代文明のことを思い出した)

少しずつ夕暮れがせまってきた。時刻は5時半。
山を下りて車に戻り、スニーカーを脱ぎ捨てサンダルに履き替える。
宿をとった草津市へ。


( 続 → )
posted by K10 at 22:50| 春旅2008/05/04

福林寺跡磨崖仏

道の駅「こんぜの里りっとう」へ戻り、私はチョコレートアイス、夫はソフトクリーム。糖分を補給して、次の目的地「福林寺跡磨崖仏」へ出発。

12号線を北上して1号線を越え、8号線を左折、東へ。
野洲中学校の裏手に車を止め、標識にそって裏山への道に入る。
あたりは、静かな重みある田園風景。

自転車道路のように舗装された道も、道幅半分くらいまで雑草に覆われている。
白く塗られた鉄門を開いて舗装路を下り、用水に渡された小さな橋を渡って山に入った。

土に足を下ろしたとたん、むせ返るような藤の花の匂いに全身包まれた。
甘くて、少し気が遠くなる。
山道は落ち葉が敷き積っていて、人はあまり訪れていないようだ。

狛坂寺と同じく、ここもすでに社はない。
5分程登ったら、少し開けた斜面に、三体の仏様が見えた。



制作年代は、室町時代。
一番左の観音様は、そのまわりに痛々しい鑿の傷跡がある。
かつて何体もの仏様が、大阪方面の富豪の屋敷を飾るために盗まれたそう。

(その気持ちがわからなくもないほどに、素朴で美しい仏様)

この岩の奥には、江戸時代に彫られたとみられるお地蔵様。

福林寺1

おひとりおひとり、笑ってみえます。
その他にも、石の仏様がいくつも、そこここに並んで。

落ち葉に、半ば埋もれた方も。
よい香りと穏やかな空気に満ちた場所でした。


( 続 → )

posted by K10 at 21:04| 春旅2008/05/04

金勝寺

膝がそろそろ笑い出し、何より、腹が減った。
鞄に入れていた蓬ベーグルをかじり、何度も座って休憩しながら、来た道を戻る。
(水晶線という別の道はとても歩いてみたかったし、その先にある「逆さ観音」と呼ばれる磨崖仏もとても観たかったけれど、これは次回の楽しみに)

登山口に辿り着いてみたら、木の杖が何本も置いてあった。
行きは心がはやりすぎて、全然気づけなかったのだった。

車で、金勝寺へ。
奈良 東大寺と二月堂を建立した僧 良弁和尚が開いた寺と伝わる。
( 諸説あり )
2005年に訪れた、小浜の鵜の瀬を思い出した。


山門に至る道の、石で作ったV字がおしゃれだなあと感心したら、それは排水を考えてのこと、と夫。
言われれば確かに、水の多い土地らしく苔が深い。そして、ずいぶん大きな排水路が作られていた。

このお寺には、重要文化財に指定された木造釈迦如来坐像、木造虚空蔵菩薩半跏像、木造軍荼利明王立像、木造毘沙門天立像がおみえになるそうです。
この日は、軍荼利明王立像のお姿だけ拝むことができました。
(基本的に、仏様の拝観は行なっていないとのこと)

山門への道にて。

金勝寺と私


( 続 → )
posted by K10 at 20:54| 春旅2008/05/04

狛坂磨崖仏4

厳しい下りを行くと、静まるような窪地にでて、狛坂磨崖仏は鎮座していた。

縦6m、幅6m程の花崗岩。
中央に如来様座像。その両脇に、菩薩様立像の三尊像。
その上部に、小さな三尊像と、さらに仏様が三体。
この岩の下に、別の小さな岩に彫られた三尊像がある。



平安初期、興福寺の僧 願安によって建立されたと伝わる狛坂寺。
しかし、詳細はすでにわからなくなっている。
明治の廃仏毀釈の折に廃寺となり、今は石垣跡と、この磨崖仏を残すだけである。

磨崖仏の制作年代は奈良時代とみられるので、寺の建立以前に彫られ、この地にて1200年以上の時を過ごしてきたことになる。
新羅にある磨崖仏と作風が似ていることと、硬質な花崗岩を彫る技術を持っていたことから、渡来人の手によると考えられている。


どっしりとした如来様。
その両脇で、柔らかく頬を寄せるように、かすかに小首をかしげて、腰を少しだけひねって立つふたりの菩薩様の、胸に火が灯るような微笑み。

ああ、大きいなあ。ゆたかだなあ。


( 続 → )


posted by K10 at 20:25| 春旅2008/05/04

狛坂磨崖仏3

重岩から5分ほどで、国見岩に出る。
なるほど、眼下にひろがる近江の国。

でもそこには、山の腹をつらぬいて走る高速道路が。
…私も、これを使ってここまで来た。
山の神様は、怒っているのだろうか。

反対側をむくと、ここからも三上山が見えた。
あぶくたつような奇岩のかなたに、優しい三角。

国見岩


ここを過ぎたあたりから、少しずつ道が険しくなる。
岩が両側からせり出し、かなり狭くなっている場所。



切り出したような岩肌。古墳?
修験の「くぐり」を、少し思い出したりした。

水が湧き、道がぬかるんでいる場所を過ぎる。
木の根と、がたがたの石と、砂地を、もくもくと行く。
森が一層深くなる。

ああ、近づいて来たな。


( 続 → )
posted by K10 at 19:43| 春旅2008/05/04

狛坂磨崖仏2

花崗岩が砂状になった道はとても滑りやすく、時々手をついてしまう。
(紫外線対策で手袋をしていたので、本当に助かった。)
杖が欲しいと思ったけれど、そうそう程よい枝は落ちていない。

大人ひとりが普通に歩けるほどの道幅。
尾根伝いの道を、時々滑ったり、岩にすがったり、木の根につかまったりしながら
ぐんぐんと歩いて行く。
時々すれ違うハイカーとは、必ず挨拶を交わす。
山にも作法があるのだと知る。
どのような山も、神聖かつ危険なのだな。

途中ふいにひらける眺望に見える、この山を作っている奇岩が、ごろごろと鳴っているようで、自然に笑いがこみ上げてくる。

アップダウンを繰り返しながら30分ほど歩いて、「茶沸観音」に出合った。

茶沸観音

花崗岩の岩肌に彫られた、30cm 程の仏様(観音様と呼ばれていますが、如来様との説もあるようです)。
この先にみえる狛坂磨崖仏と同じく、奈良時代の作と伝わる。
可憐なお姿には、なにか、はっと胸をつかれるものがあった。

さらに10分ほど歩き、達磨さんのように巨石が二つ積み上がった「重岩」の前に。
…人工的に積み上げた?それとも、風化?
この岩そのものに、不思議な重力を感じてどきどきした。
(写真が撮れていなかったのが残念)
下の岩肌に、うっすらと仏様が彫られている(阿弥陀様のようです)。
が、かなり風化が進んでいる。
さらさらと、仏様は空にとけていくのだなあ。



( 続 → )



posted by K10 at 16:10| 春旅2008/05/04

狛坂磨崖仏1

5月4日(日)。晴れ、暑くなりそうな空。
朝9時頃、名古屋を出発。
名神「栗東」IC で高速を下り、県道栗東信楽線(12号線)を南下。
渋滞に巻込まれることもなく、10時半には道の駅「こんぜの里りっとう」到着。

小腹がすいたので、開店まもない食堂で私はきつねうどん、
夫は、こんちゃんラーメン(猪肉の入ったラーメン)を。
夫君いわく「結構、いける。」

ここで金勝山(こんぜやま)ハイキングマップと飲み物を買い、登山口までさらに車で登る。金勝寺(こんしょうじ)を過ぎ、馬頭観音堂駐車場まで、約5分。
10数台分ほどの駐車場、この日はさすがに連休のため、私たちでほぼ満車の状態。

駐車場から見る三上山(標高432m。中央の、とても綺麗な三角の山)。
三上とは「御神」の意で、神体山である。
美しい姿は、近江富士とも呼ばれる。
この旅の間、行く先々の景色にこの山の姿を見つけて、ふと安心した。



三上山


ここから、いよいよ約1時間のハイキング開始。



( 続 → )

posted by K10 at 15:50| 春旅2008/05/04

春旅2008 滋賀の磨崖仏、石仏廻り

5月、連休恒例の春旅。
今年のテーマは『滋賀の磨崖仏、石仏廻り』に決定。
長らく観たいと願ってきた「狛坂磨崖仏」を、いよいよ拝みにいく。
その他、琵琶湖をぐるりとめぐって様々な時代の「石の仏」を探訪する
二泊三日の旅。
この4月、我が家の一員になったばかりの、MINI COOPER CLUBMAN での
初旅でもある。

近江を初めて訪れたのは6年前。
以来、年に2度は訪れている。
私たち夫婦にとって、大切な趣味の地なのです。

【 旅程 】

5月4日:狛坂磨崖仏・金勝寺
     福林寺磨崖仏(小磨崖仏群)
     妙光寺山地地蔵磨崖仏

5月5日:岩根山不動磨崖仏
     車谷不動磨崖仏
     妙感寺地蔵磨崖仏
     岩洞山不動尊
     多羅尾磨崖仏
     富川磨崖仏

5月6日:見世のおおぼとけ
     白髭神社
     鵜川四十八体石仏


( 続 → )





posted by K10 at 00:59| 春旅2008/05/04